実戦的良書『英語長文読解講義の実況中継』

使い方

・問題をコピーして解いてみる。
・問題を解いたら解説を読みながら, スラッシュの箇所やSV, 等位接続詞が結ぶものなど、解説に書いてある印をコピーに書き込みしていく。
・次に音読する。
ここで音読する目的は
◎英語の語順のまま読めるようにすること
◎習ったことの復習

である。
最初は「サイトラ」。次に「只管朗読」。
順に説明する。
一文の構造を意識しながら, センスグループ毎(スラッシュ毎)に頭の中で「訳し」ながら音読(サイトラ)する(通しで30回位)。
例えば
Roger knew (ロジャーには分かっていた〔訳は頭の中で言う〕)that he had to leave the old barn(その古い納屋を出なければならないということが)/ before dawn (夜明け前に)/if he were to escape his pursuers(追っ手から逃げおおせるためには).

次にその長文の音読に慣れてきたら, 今度は日本語に訳さずに只管(ひたすら)音読する
これを同時通訳の神と呼ばれた國弘正雄先生は「只管(しかん)朗読」といった。
※別の機会に譲るが目的によって音読法が違う。この場合は70回ほどでいい。3日~7日間くらいかけて音読してみよう。

中学生でもI love you.程度の英語ならいちいち訳さなくても理解できている。
しかしもう少し文が複雑になると訳さずには理解できないだろう。
只管朗読を続けて行くと初見でも訳さずに分かる文が増える。
もちろん訳さなければ分からないような複雑な構文の場合はカッコで修飾語をくくったりする。
これは日本語でも同じだ。

難しい日本語の文章(翻訳文は特に)を読んでいるとき, 一読して意味が分からない場合は同じことをする必要がある。

ちなみに私は高校時代、毎日30分長文の音読をしていた。旅行した日でも音読は欠かさなかった。
おかげで入試では時間が余るようになった。

 

切り抜き 本正弘先生

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